2022年04月12日

道の駅庄和でツバメのお掃除をしました

埼玉県春日部市の道の駅庄和は、2012年にはじめてツバメのフン受けの試作品を設置させてもらった場所です。ここは20個くらい巣ができて、たくさんのツバメたちが子育てをします。毎年4月になると、今年のフン受けの配達と、ツバメの落としもののお掃除をしに伺っています。


モルタル壁に付いた糞は、ブラシでこするときれいに取れます。
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道の駅庄和の名物「つばめどら」。
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posted by ツバメネット管理人 at 13:43| Comment(1) | ツバメのフン受け

2022年03月30日

松屋銀座にツバメの人工巣を付けさせてもらいました

3月16日のことでもう二週間前になりますが、銀座にある老舗デパートの松屋銀座にツバメの人工巣を付けさせてもらいました。都心の銀座で子育てするツバメは減少してしまい、松屋銀座は貴重な営巣地になっている建物です。

搬入口の蛍光灯の上に巣があったのですが、その蛍光灯が取り外されてしまったため、代わりの人工巣を設置させてもらいました。松屋銀座には2019年にひとつめの人工巣を付けさせてもらっていて、これで人工巣は3つめです。

松屋銀座の巣は、バードリサーチニュースで紹介した「ツバメは毒針のない雄のミツバチを捕っている」の観察をした場所でもあります。


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posted by ツバメネット管理人 at 17:01| Comment(0) | ツバメの人工巣

2022年01月25日

オンライン講演会「地上100m! 都心のオフィスビルにすむヒメアマツバメ」

1月28日(金)19:00から「地上100m! 都心のオフィスビルにすむヒメアマツバメ」
 主催:三井住友海上火災保険・文一総合出版
で講演します。ツバメと名が付いていながらツバメの仲間ではないのですが、空中で虫を捕まえたりと、よく似た暮らしをしています。文一出版の高野さんと一緒に、巣の材料や糞に残っている虫の残骸を調べたので、ちょっと珍しい写真や動画をご紹介できると思います。こちらのサイトでチケット(無料)をお申し込みください

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posted by ツバメネット管理人 at 15:43| Comment(0) | イベント

2021年12月16日

小川美奈子さんのリトグラフShop

ツバメかんさつ全国ネットワークで配布しているツバメのフン受けやポスターに、毎年かわいいイラストを描いてくださっている小川美奈子さんはリトグラフ作家です。リトグラフは多色刷りをする版画の技法のことで、小川さんのリトグラフには、ツバメやいろいろな動植物を描いた作品が数多くあります。

これまではツバメ展でしか販売していなかったので購入できる機会が少なかったのですが、ネットショップで販売が始まったので、ご紹介したいと思います。小川さんのお店はこちらです。

私の家にも小川さんのリトグラフがあって、小さい作品を本棚に飾っています。
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大きい作品はキッチンの壁にかかっています。
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posted by ツバメネット管理人 at 10:03| Comment(0) | 管理人日記

2021年12月10日

長野、福井、福岡でツバメが12月に繁殖

いよいよ寒くなってきましたが、ツバメの冬期繁殖の事例が立て続けにあったので、まとめておきます。

長野県中川村
ショッピングセンター・チャオで繁殖しました。12月6日に巣立ち。
観察していた米山富和さんのお話しでは、昼間は主に天竜川でエサ取りしているようで、写真からはハエとガガンボが確認できたということです。日が沈んでからは街灯に来る虫をみていて取りに行っているように見えたそうです。
信濃毎日新聞の記事(2021/12/07)によると、10月に飛来したとのこと。

写真は米山さんの撮影です。
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福井県越前市

福井新聞(2021/12/09)によると、民家の倉庫で11⽉初旬に5⽻のひなが見つかり、12月に入ってもまだ育雛中。記事には12月3日に撮影された、巣立ち間近まで育ったヒナの姿が映っています。

追記 3羽は巣立って、そのあと巣をねぐらにして帰ってきていましたが、残念ながらクリスマス頃から寒波が厳しくなり、1羽1羽と落鳥して、1月1日に最後のヒナが死んでしまったそうです。心が痛みます。

福岡県北九州市

インスタグラムに投稿されています。12/8か12/9に巣立ったそうです。


ここ数年、ツバメの越冬期繁殖をよく耳にするようになりましたが、事例が増えたわけではなく、ネットですぐに広まるので、気がつきやすくなったということかもしれません。
posted by ツバメネット管理人 at 18:50| Comment(0) | 管理人日記

2021年10月26日

全国鳥類繁殖分布調査 ツバメは減少

私の所属するバードリサーチなどの自然保護団体が共同で実施してきた「全国鳥類繁殖分布調査」の結果が公表されました。

この調査は20年おきに行われていて、日本で繁殖するすべての野鳥の分布や数を調べています。ツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、アマツバメ、ハリオアマツバメなど空を飛ぶ昆虫を食べる野鳥が軒並み減少していることが明らかになりました。餌の昆虫が減っていることが、ツバメ類にとって深刻な問題になっているようです。

Yahooの配信記事

報告書PDF (278種の分布図を掲載)

posted by ツバメネット管理人 at 08:13| Comment(0) | 管理人日記

2021年09月07日

天井が高い場所でもツバメがやってくる、軒付きの人工巣

箱根近くにある東名高速道路の鮎沢パーキングエリアでは、施設管理をしている中日本ハイウェイメンテナンス御殿場事業所が独自に制作されたフン受け付巣台にバードリサーチのツバメの人工巣を付けて、2017年から設置しています。もともとツバメが多い場所だったのですが、あちこちに巣を作られてしまうと迷惑でもあるので、人工巣で子育てしてもらってフンが落ちないようにしようという狙いでした。

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posted by ツバメネット管理人 at 13:52| Comment(0) | ツバメの人工巣