今日(2019/12/06)の朝日新聞に「季節忘れたツバメ? 我孫子で巣作り」という記事が載っていました。
記事によると、千葉県我孫子市で、今年の春にカラスに壊された古巣に11月中旬にツバメがやって来て、その巣を修繕し、ねぐらとして使っているということです。掲載されている写真を見ると、雌雄ペアなのかは分かりませんが、二羽のツバメが巣にとまっています。
これは千葉県では珍しいことですが、じつは宮崎や鹿児島では11月頃にツバメのペアが古巣にやってきて、その場所で越冬し、早ければ1〜3月に繁殖を始めるということが状態化してきています。
こちらの記事に書いた宮崎市内のツバメのペアは、8月時点でまだ繁殖した巣に残っていました。つまり、渡りをしていない可能性があります。
http://tsubameblog.bird-research.jp/article/180582043.html
こちらは2018年12月に宮崎市内で撮影した、古巣にいるツバメのペア(尾羽で確認しています)です。宮崎市内にはこんなツバメのペアがたくさんいました。君たち、渡ってないの?
これは千葉県では珍しいことですが、じつは宮崎や鹿児島では11月頃にツバメのペアが古巣にやってきて、その場所で越冬し、早ければ1〜3月に繁殖を始めるということが状態化してきています。
こちらの記事に書いた宮崎市内のツバメのペアは、8月時点でまだ繁殖した巣に残っていました。つまり、渡りをしていない可能性があります。
http://tsubameblog.bird-research.jp/article/180582043.html
こちらは2018年12月に宮崎市内で撮影した、古巣にいるツバメのペア(尾羽で確認しています)です。宮崎市内にはこんなツバメのペアがたくさんいました。君たち、渡ってないの?
朝日新聞の記事にある千葉県のツバメは、壊れた古巣を修理したという行動から考えて、11月に繁殖しようとしていたツバメのペアではないかと思います。結局、寒くて繁殖はしなかったのでしょうが、ペアで巣にいるとしたら一般的な越冬ツバメとは行動が違っています。北から渡ってきた越冬ツバメは、下の記事に書いたように集団でねぐらをとるのです。
http://tsubameblog.bird-research.jp/article/182402335.html
千葉県我孫子市には越冬ツバメが少ないので2羽しかいないという可能性も否定できませんが、巣を修理していたことを考えるとペアの可能性が高く、宮崎や鹿児島と同じように、従来の越冬ツバメとは異なる行動だと思います。
千葉県我孫子市には越冬ツバメが少ないので2羽しかいないという可能性も否定できませんが、巣を修理していたことを考えるとペアの可能性が高く、宮崎や鹿児島と同じように、従来の越冬ツバメとは異なる行動だと思います。
もっとも、とこういう行動をするツバメは暖かい冬にちょくちょく出現しているのかもしれなくて、それが毎年暖かいようだと南九州のように、こうした行動のツバメが増えていくのかもしれません。
季節忘れたツバメ? 我孫子で巣作り