6月下旬くらいからでしょうか、親ツバメが運んでくるエサにトンボが増えてきます。こちらはバードリサーチ事務所の近くにあるスーパー通用口の巣です。
トンボはツバメの親がヒナに運ぶ虫の中では飛び抜けて大きなサイズです。巣の下には、大きすぎてヒナが飲み込めなかったトンボが4匹落ちていました。
トンボのことはよく知りませんが、いま時期はトンボの羽化が盛んなのかもしれません。しかし二番子を育てるこの季節はツバメが好む飛翔性昆虫が減ってくるので、エサ不足で死んでしまうヒナも出てきます。トンボは巣立ち間近まで育ったヒナに食べさせるには効率がいいエサですが、それより小さなヒナに与える虫を見つけるのに、親ツバメは苦労していることでしょう。そういうこともあって、体が強いツバメほど早く日本に渡ってきて、虫が減ってしまう前に二番子までを育て上げるのです。
下記のサイトで調べたら、自信はないのですが、アキアカネのようです。