東京の都心部ではずいぶんツバメが減ってしまいました。長年、銀座のツバメを調査されている金子凱彦さんによると、銀座界隈でツバメが毎年やって来る巣場所は、老舗デパートの松屋銀座にひとつ残るだけになってしまったそうです。
そこで銀座にツバメを復活させようと、3月7日に松屋銀座の古巣のそばに、人工巣をひとつ取り付けさせてもらいました。昨年はこの古巣を巡ってツバメ同士がケンカをしていたので、もうひとつ巣があれば2家族が暮らせるのではというねらいです。松屋とお付き合いのある金子さんが松屋に事情を説明して人工巣設置の承諾をもらってくださり、取り付け作業は金子さん、人工巣を作って下さっている小川美奈子さん、そして撮影担当の石井秀夫さんと一緒に行いました。
ツバメの巣があるのは、松屋銀座東館です。
バードリサーチで使っている、小川美奈子さん制作の人工巣。
両面テープとバスコーク(透明色)で壁に付けます。
2012年の松屋銀座の巣です。子だくさんですね。今年もがんばれ!
(写真は石井秀夫さんと小川美奈子さんに提供していただきました)