鳥の研究論文を掲載する"バードリサーチ誌"に、「八ヶ岳とその周辺におけるジョウビタキの繁殖状況と環境の特徴」という論文が載りました。ジョウビタキはロシアで繁殖して、冬になると日本に渡ってくる「冬鳥」だったのですが、近年、日本各地で春から夏に繁殖するようになってきているそうです。そして、ジョウビタキの巣の場所を調べてみると人が住んでいる家屋が多く、ツバメのように人を利用して天敵から巣とヒナを守っているらしいのです。
それで思い出したのが、冬、日本にやってきたジョウビタキがツバメの巣をねぐらにしている写真です。2004年1月に京都にお住まいの方から送っていただきました。そのときは、たまたま偶然かと思いましたが、ツバメのように人の近くにいると安心する習性があるのかもしれませんね。
ネットで検索したら、こちらのブログでもジョウビタキがツバメの巣を使っている記録がありました。