この記事は2015年4〜8月に発行した週刊つばめニュースを修正したものです。
ツバメを襲う天敵について、お話ししましょう。ツバメが人通りの多い場所に巣を作るのは、天敵が近寄りにくいためと考えられています。道の駅やサービスエリアなどでは、よくトイレに巣を作っていますが、これはそうした施設の中でも24時間人が出入りしているため、ツバメにとって一番安全な場所だからです。
さて、いまの日本では、ツバメの敵ナンバーワンはカラスでしょう。10年ほど昔ですが、ツバメの巣立ち失敗原因のアンケートをしたところ、不明32%に次いで、カラスの襲われた23%、巣が落ちた15%と続いていました。ただしカラスは人がいない隙を狙ってやってくるため犯行現場を見るのはは難しく、いくらか推測の混じった数字になっているかもしれません。
さて、ツバメの巣をカラスからを守るには、巣の前にネットやヒモを張ってカラスが近づけなくする方法があります。ネットは、ホームセンターで売っている防鳥ネットというのが便利です。ヒモの場合は、ツバメやカラスが怪我をしないよう、目に見えるヒモを使って下さい。見えにくい釣り糸は危ないので、使わないで下さい。
なお、カラス対策はタイミングを間違えると、ツバメまで追い払ってしまう結果になります。巣にやって来たばかりのツバメは警戒心が強いので、カラス対策をするにはしばらく待ちましょう。ツバメが卵を産んで、温め始めたときが頃合いです。ツバメがずっと巣に座っているようになれば抱卵していると考えられますが、念のため、棒の先に鏡を付けてチェックすることもできます。
それから、ヘビが巣を狙ってくるという話も、よく聞きます。アオダイショウというヘビは木に登って小鳥の巣を襲う習性があり、垂直の壁でもウロコを引っかけて登ることができるようです。ヘビが登りそうな場所には、滑りやすいビニールシートをかけておくとよいでしょう。
意外な天敵はスズメです。どうしてか分かりませんが、スズメはツバメの巣を襲って、ヒナを落としてしまうことがあります。ツバメを巣から追い出したあとで、巣にワラを詰めて自分で使うこともありますが、自分が巣を使わないのにツバメを追い払おうとすることも少なくありません。

三大天敵対策は「ツバメの大家さんへ」のホームページにいろんな例と写真が紹介されていますので、紹介させていただきます。
http://sky.geocities.jp/swallowtail507/ooyasan/tenteki-data.html
次回は、皆様からいただいたメールなどで分かった、その他の天敵をご紹介しようと思います。
”チッチの鳴き”では鉄パイプを拍子木替わり叩くと逃げていきました。(1〜3羽) 何度か追い払いましたが、田回りの最中に見る影もなく持ち去られrました。7/2。 7/4再度巣作りを始めました。7/4夜12cmの梁に板を足し20cmにしました。カラス除けのガードU型40CM幅で付けました。7/5(大風)燕は幾度か舞い込んでいきましたが、進捗はしていませんでした。U型針金φ3−2本撚り(天井下12cm)が邪魔でホバーリングができなかったか?7/5夜針金を外しました。今朝は小雨ですが、燕もカラスもいません。スズメのみチュンチュン泣いています。
田は中干で乾かしひび割れています。土水路のところはじめじめしていますが。今朝15cm深さ8cmの籐ざるに田土(土壁様)を粉ひきし練って塗り付けました。3cmの手揉み
昨年は、蛇にやられてしまったので今年は、プチプチを壁に張り巡らせて対策し、カラスの被害の対策にも、棒を下に数本テープでひらひらヒラヒラしたものを下げたりと巣を壊されて雛を食べられるのを防ぐために色々とやっていました。
後、プランタンには、蛇の嫌いな匂いのものを買ってきて撒いておいてもみました。
今朝、来てみるとなにも変わった様子が無かったのに五羽の雛だけが居なくなっていました。
いったい何があったんでしょう?
昨日の夕方18時頃までは、普通に元気で5匹の雛はいました。
考えられる原因や来年に向けての対策など教えて頂ければありがたいです。
カラスだと巣が壊れるし、もう少し小さい鳥に襲われるなら1羽ずつ連れ去られるので、いちどに5羽いなくなったのなら、やはりヘビなのかもしれません。
プチプチだとヘビのウロコが引っかかるかもしれないので、プラスチック段ボールみたいなものがよいかもしれません。