2016年04月11日

8. ツバメの天敵(前編)

この記事は2015年4〜8月に発行した週刊つばめニュースを修正したものです。

ツバメを襲う天敵について、お話ししましょう。ツバメが人通りの多い場所に巣を作るのは、天敵が近寄りにくいためと考えられています。道の駅やサービスエリアなどでは、よくトイレに巣を作っていますが、これはそうした施設の中でも24時間人が出入りしているため、ツバメにとって一番安全な場所だからです。
さて、いまの日本では、ツバメの敵ナンバーワンはカラスでしょう。10年ほど昔ですが、ツバメの巣立ち失敗原因のアンケートをしたところ、不明32%に次いで、カラスの襲われた23%、巣が落ちた15%と続いていました。ただしカラスは人がいない隙を狙ってやってくるため犯行現場を見るのはは難しく、いくらか推測の混じった数字になっているかもしれません。

日本の街中で見られるカラスは、ハシブトガラスとハシボソガラスの2種類ですが、おそらくハシブトガラスの方がツバメの巣を襲っているのではないかと思われます。

hanshoku-shippai.png


さて、ツバメの巣をカラスからを守るには、巣の前にネットやヒモを張ってカラスが近づけなくする方法があります。ネットは、ホームセンターで売っている防鳥ネットというのが便利です。ヒモの場合は、ツバメやカラスが怪我をしないよう、目に見えるヒモを使って下さい。見えにくい釣り糸は危ないので、使わないで下さい。

なお、カラス対策はタイミングを間違えると、ツバメまで追い払ってしまう結果になります。巣にやって来たばかりのツバメは警戒心が強いので、カラス対策をするにはしばらく待ちましょう。ツバメが卵を産んで、温め始めたときが頃合いです。ツバメがずっと巣に座っているようになれば抱卵していると考えられますが、念のため、棒の先に鏡を付けてチェックすることもできます。

それから、ヘビが巣を狙ってくるという話も、よく聞きます。アオダイショウというヘビは木に登って小鳥の巣を襲う習性があり、垂直の壁でもウロコを引っかけて登ることができるようです。ヘビが登りそうな場所には、滑りやすいビニールシートをかけておくとよいでしょう。

意外な天敵はスズメです。どうしてか分かりませんが、スズメはツバメの巣を襲って、ヒナを落としてしまうことがあります。ツバメを巣から追い出したあとで、巣にワラを詰めて自分で使うこともありますが、自分が巣を使わないのにツバメを追い払おうとすることも少なくありません。

suzume-nottori.jpg


三大天敵対策は「ツバメの大家さんへ」のホームページにいろんな例と写真が紹介されていますので、紹介させていただきます。
http://sky.geocities.jp/swallowtail507/ooyasan/tenteki-data.html

次回は、皆様からいただいたメールなどで分かった、その他の天敵をご紹介しようと思います。

posted by ツバメネット管理人 at 11:27| Comment(0) | つばめニュース
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