2024年05月21日

ツバメ講演会(東京都国分寺市2024/6/16)のお知らせ

バードリサーチのツバメのフン受けのデザインをしてくれている小川美奈子さんの「ツバメ展」で、今年も講演会をさせてもらいます。会場はJR国分寺駅そばのカフェスローというカフェです。

『かわいい同居人、ツバメの不思議 - 生態と守る活動』
講師:神山和夫(NPO法人バードリサーチ研究員)
   小川美奈子(版画家・ツバメ展主催)
■日時: 2024年6月16日(日)  19:00〜21:00(18:30受付開始)
■場所: カフェスロー(カフェとギャラリーにて)
■参加費: 2,500円(お弁当※3&ワンドリンク代込み)


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2023年12月27日

越冬ツバメが増えている

いまツバメたちは海外旅行をしている時期ですが、寒さに耐えて居残りしている越冬ツバメたちもいます。

この写真は宮城県大崎市の方が送って下さったものです。この巣では2回子育てがあって、そのあとも途切れなくツバメがいるそうなので、繁殖したツバメが居残っているのかもしれません。越冬ツバメは北から渡ってくるのか、それとも地元で繁殖したツバメが居残るのか、そういうこともよく分かっていないのです。

巣の下の板は、少しでも寒さを和らげるために付けてあげたそうです。12月25日まで元気でいるという連絡をもらっていますので、がんばって冬を乗り切ってくれることを願っています。
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下の図は1980年代と現在の越冬ツバメの分布を比較しています。この図から分かるように、昔から九州では越冬ツバメが多かったのですが、本州でも記録が増えて、さらに北上して行っていることが分かります。温暖化で、冬でもエサの昆虫を見つけられるようになったためかもしれません。2016-2022年の越冬ツバメ分布最北端は宮城県の伊豆沼だったのですが、今回写真を送っていただいた大崎市も、それとほとんど同じ場所です。

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2023年08月24日

銀座のツバメの餌運び

バードリサーチニュースに「銀座のツバメの餌運び 〜 メス親は餌運びの回数が多く、巣にとまる時間も長い」とう記事を書きました。

メスの方が餌の虫を運ぶ回数が多くて、餌を与えた後も巣にとまってヒナを見つめている時間が長いことがわかりました。母ツバメの方がヒナへの関心が強いのかなと思いますが、父さんツバメもヒナのフンをくわえて捨てに行くお世話はよくしていましたし、巣に近づく敵を追い払うなどの別の役割があるのかもしれませんから、それぞれがんばって子育てをしているのだと思います。

下記は記事中にも載せている、写真家の佐藤信敏さんに撮影してもらった銀座のツバメが運んできた虫です。


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この記事に書いたデータの分析をしていてツバメが運んでくる虫のことをもっと調べたくなり、私も今年7月に自宅の近所の巣で撮影してみたのですが、くちばしに収まって見えないような小さい虫が多くて、ほとんど写真に写りませんでした。場所により、時期により、ツバメはいろんな虫を捕っているのでしょう。空を飛ぶ虫がメインの餌ですが、草の葉の上にいるタイプの虫も持ってきます。このようなイモムシ系のほか、別の場所の複数の巣では、ヒナが食べ損ねたキリギリス系(詳しくないので種までわかりませんでした)の虫が巣の下に落ちているのを見かけました。
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それから、ツバメがくわえている虫の撮影は、なかなか難しいことが分かりました。ツバメが飛び込んでくる一瞬ではカメラのオートフォーカスが間に合わないので、ピントはマニュアルで巣の中央付近に合わせてあります。でも、大きな虫はよいのですが、1センチにも満たない虫は、ぴったりピントが合わないと種類が分からないのです。来春はもうちょっと工夫して、小さい虫までわかるように撮影したいと考えています。


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2023年08月06日

多摩川ツバメねぐら観察会2023

8/5(土)に毎年恒例の多摩川のツバメねぐら観察会を開きました。

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2023年07月17日

ツバメの巣にカラス避けのひも張りをしましょう

ツバメの巣がカラスに襲われることが頻繁にあります。よくいるカラスはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類ですが、カラスがツバメの巣を襲う瞬間を映した動画をYoutubeでいくつか見たところ、いずれもハシブトガラスでした。ハシボソガラスだと巣を襲わないのかどうかは分かりませんが、もしそうなら、ハシボソガラスが縄張りにしている場所はハシブトガラスが入ってこられないので、ハシブトガラスにいてもらったほうがツバメは安全なのかもしれません。

それはともかくとして、カラスが巣に寄りつけないようにしておくことが第一です。私は、ツバメのフン受けのイラストを描いてくれている小川美奈子さんと一緒に、あちこちの巣にカラス避けのひも張りをしています。これは小川さんが考案したやりかたで、20センチ間隔で縦方向に麻ひもを張るというものです。以前はツバメが通れる穴を開けた園芸ネットを張ることをお薦めしていましたが、ネットだと横方向に糸があるので、そこを足場にしてオナガが巣を襲ったことがありました。このような縦ひもだけのほうが踏み台になる横ひもがなくて安全ですし、なにより作業が簡単です。これだけのことで、カラスの被害はまったくなくなりますので、ぜひ皆さんが見ているツバメの巣にもひも張りをしてあげてください。

東京都国分寺市のお宅の人工巣の周囲にひも張りさせてもらいました。麻ひもを使っているのは、ツバメやカラスに見えやすいからです。見えにくいテグス(釣り糸)は鳥に怪我をさせてしまうので、使わないでください。
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八王子みなみ野駅まえのすき家にも協力していただいています。
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こちらも八王子みなみ野駅前。フン受けが付かない場所なので、巣の下に段ボールを置いています。ここの通りには週に一度、私たちで床のお掃除をしに伺っています。
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国立駅の旧駅舎のツバメの巣を粘土で補強しました

バードリサーチ事務所の最寄り駅、中央線国立駅のそばには、三角屋根がシンボルだった旧駅舎が移築されています。国立駅は旧駅舎の時代からずっとツバメの巣があり、駅の利用者の皆さんに親しまれてきました。

今年の国立駅の子育てが先日のニュースで放送されたので、ごらんください。
https://www.youtube.com/watch?v=nU8-_eLOGPE

国立駅の駅構内はこんなふうです。今年は3巣で、それぞれ2回の子育てがありました。
今年の3月、一番ツバメが来たとき↓
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去年の巣立ちが終わった後。
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さて、旧駅舎が2020年に移築されてから、今年始めてツバメのヒナが孵りました。一昨年にも同じ場所に巣を作っていたのですが上手にできあがらずに放棄、今年のツバメが修理しましたが、巣作りしにくい構造である上に、巣の底に凹凸があってたまごをうまく温められないようで、なかなか孵化しませんでした。途中で産み直しがあったようで、ようやく今月初めに孵化したものの、巣の壁の高さがほとんどないのでヒナが落下してしまいました。

そこで、旧駅舎にお願いして、粘土を使って巣の補修をさせてもらいました。7/10に作業したので、一週間まえのことです。残ったヒナは1羽だけですが、親鳥が大切に育てています。
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2023年03月16日

バーダー2023年4月号はツバメ特集

野鳥雑誌のバーダーの4月号はツバメ特集です。私もツバメの人工巣の記事を寄稿させてもらいました。

表紙は立派に育ったヒナに、身体の羽が乱れた親ツバメが虫をあげている写真です。必死に子育てする姿に泣けてしまいます(;_;)

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すくすく育てツバメのヒナたち。この写真は銀座ではなく香川県の豊浜サービスエリアです。高松自動車道はあちこち(主にトイレ)に人工巣を付けていただいたので、ドライブのときにご覧ください。
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